教師の出費1 部活とテスト採点

<部活>

一日、大会で拘束された場合日当は4~5千円である(時給換算すると700円程)。昼食は出る時と出ない時がある(大会の性質や主催がどこかによる)。毎度、保護者へのお迎えの依頼で生徒に10件程度電話を使わせる。可視化されていない出費の一部である。小さなことだが、練習試合で他校に出向いた時、手土産のドリンク代も持ち出した。

その他、部活の関係だとラケットやシューズ、ノウハウ本を購入した。強制ではないが、だから買わなくていいかというと、実質的にそうではない。主顧問ならだれでも買うだろう。

部活に関する時間外労働がどのくらいあるかは算出しにくい。定時をすぎたものはなんであれ無償労働になるので、部活に関する仕事を時間内におこなえば、それによって押し出された仕事が無償労働になる。ちなみに今週行った部活の仕事は、保護者むけの文書2件、試合のエントリ1件、関連団体への登録業務2件、名簿作成2件、部活スケジュール作成1件(これが実はめんどくさくてじかんがかかる)。

部活終了時間が定時よりあとに設定されている曜日が週に4日あり、時間にして6時間15分(その前後のミーティングは入れていない)、月(4週として)に25時間の無償労働が学校によってすでに設定されている。

 

<テスト>

3時まで授業があって3時半に生徒を返し、部活や生徒会活動を終えてはじめて落ち着いて採点ができる。育児中の人や担任は徹夜している(私はまだ睡眠をとる時間がある)。テストは実施後、〇つけ(つけながら同教科の担当同士で採点基準のすりあわせ)→点数算出→テスト用紙に記入→画像テータ保存→点数の記録→返却→点数に間違いはないか生徒と相互確認→専用データベースに点数を打ち込み→(ここから先は担当部署)一覧にして生徒に配布という流れをとる。これをおよそ4日で行う。