マーガリンであかぎれを治す

サラダ油に未精製ミツロウを適当にとかしこんだサラダ油バームで全身ケアしている私だが、昨日あかぎれにこのバームを塗り込んでいてふと思った。
「固形の油のほうが傷をふさいで皮膚細胞の再生を促すならバターでいいんじゃねえ?ていうかエジプトではバターは顔に塗ってたんだよね、たしか」と思ったんですよ。でももう塗っちゃったからとりあえず絆創膏巻いて寝たら一晩であかぎれの一番内側はふさがって、痛みは無くなった。

で、今マーガリン塗ってみたのね。塗るだけじゃなくてそのあとしっかりふたをすることが肝心で、うまくいけばこれで12時間後にはさらにクレバスが浅くなるはず。

そもそもなんであかぎれになったかというと、調理実習なんです。すべての器具を熱湯消毒するし、頻繁に手を洗うしアルコールも使うので一回実習終わるとがっさがさになるんです。もちろんゴム手袋はするけど、コンタミ(汚染)を防がなくてはならないからちょっとでも汚染したかも、って思ったら何度もアルコールで手を拭いちゃうんです。家庭科ってさあ、みんな気楽な教科だと思ってるでしょ?思ってましたよ私は。でも、辞める人が少ないせいで私の時代、受験倍率は60を超えたし(養護教諭が20とか30だったって)、まあバブル崩壊直後だったから増えてたせいもあるけど、ミシンとか包丁とかガスとか、基本的に危険なものを扱わせるから、信頼がないとできない。予想もしないミスをする班、火柱が上がる班、勝手に器具を出してくる班、エプロンつけたままトイレに行く(!)生徒、準備、後始末まで含めると本当にすごい労働量で、実習がある日はほかに何もできない。吸い取られる。

理科もだけど。その意味では英語って楽だったなあって。英語は英語で英検の世話、テストが多い、ヒアリングの準備、外国人との共同授業が毎週あるとか地元の英語イベントとか、姉妹都市交流なんかがあったら駆り出されるとかの面倒があるし、国語は国語で採点が困難を極めるという面があり、楽な教科はないのだが。