金があったら1

うなるほど金があったら本当に良心的なホストクラブを経営してみたいなー、と最近思っている。どうにも女を食い物にするイメージしかなくて。あとたまにカリスマホストとかいう人が妙に有名になったりするけど基本、男尊女卑ひどいし、あとあまり教養がある感じがしない。すごく狭い世界で得た知識を過度に一般化して世の中語るマンになってる。

ホストクラブっていったことないからイマイチ何をどうするのかがよくわからんのだが、とりあえず酒でタワーを作ればいいことは知ってる。あとはなんかお話聞いてあげたらいいんだよね?

じゃあ健康的にペリエとかサンペレグリノがいいんじゃないだろうか。あとスタッフっみんなに臨床心理士の資格ちゃんととってもらう。全員大学行かせたる。その結果よそで就職してもかまわん。

衣装は基本オーダーメイドだ。イタリアから職人を呼ぼう。職人の手仕事に憧れが生じて「すんませんオーナー、自分そっちの道に行きたいっす」という者が出てもなんらかまわん。いつか恩返しとかしてくれなくてもかまわん。

なんて話をTwitterでしていたら「ショータイムもほしい!本格的なやつ!」とか「応援筋トレとかどうだろう」というアイディアが出た。いいなそれ。私はやぐらを組んで餅まきとかやりたい。失われた昭和の風俗を復活させるのだ。夜の新宿で(ホストクラブって新宿土着ですよね?)。

もちろん託児所完備。お客様のための託児所も完備。パパママ同士でエエ仲になったらなったでそれもよろしい。育休制度ももちろんございましてよ。ついでにママもうちで働かない?

すぐとなりとかにお総菜屋さんとか作りたいな。プライベートまで職場の人と一緒って息詰まるスタッフもいるだろうし、寮もあった方がいいなら作るけど、地方の教員住宅みたく、基本一家庭/一人に一軒あたるようにしたい。マンションが楽かな。ゴミ出し融通利いて。

お子さんの勉強を見る塾や児童館も併設するし、参観日や運動会にはその翌日も休めるようにする。ほんとは人間の睡眠サイクルにあわせて12時には閉店したいのだがこればかりはそうもいかないか。夕方から深夜まではお子さんは預かるので、ちょっと眠いと思うけどお子さんが起きる時間には起きて顔を見て送り出してください。昼職への転職も斡旋しますよ。もううちは何屋なんだ。

仮眠室も作ったらいいかな。お勤め終わって、店に来て、うちで泊まってそのまま出勤もできます、みたいな。じゃあ風呂も作るか。服が同じじゃあれかな。じゃあ服もおこう。いよいよ何屋なんだ。

こうやって規模を拡大していくうちにきっと行きつくところは村なのだ。自分たちで食糧生産して、自給自足で、財産は共有で、みたいな。あの、ああいうやつ。あれにすごく近いもの。でもあの失敗は繰り返さないもの。私は街とか、自分が所属する架空の小集団の夢をよく見るんだけど、自分のユートピア願望が反映されてるな、と思う。私を排除しない社会、私がストレスを感じない集団。生きてる間には多分絶対に見られない。

 

調理とは食具に合わせて食糧を変形させることである

調理とは何かについて様々な定義があろうが、これもまたひとつの側面であろうと思うのだ。なんでわざわざこんなことを言い出すかといえば、実はうちの給食が、味はともかく「何で食べればいいのかわからない」のである。やたら細かく刻まれた煮物に箸がついてきたりとか、粘り気の多い日本米の炊き込みごはんに、味付けが洋風だからという理由で匙がついてきたりとかそういうのだ。

食と食具について、箸で、また片手で食べることができるから日本人はえらいのだという人が一定数この国にはいて、私はそれは大きな誤解だということをずっと言っているのだけれども、同根の問題をこのことにも感じる。

その土地では何がとれるのか、そしてどんな調理法がその土地の人々に可能か。この二つでおおよその料理のアウトラインが決まるといっていいだろう。さらにその先に、どんな道具で食べるかというマナーが決まってくるのだろうと思うのだ。それはその土地が地球上のどこにあるか、そしてどんな歴史を歩んできたかに大きく影響されるものではないのか。箸で食べることができるのは、箸で食べられるように調理してあるからである。硬いステーキ肉にはナイフが必要だ。ドネルケバブには包丁が必要だし。

細かく刻みすぎた野菜ならば匙もつけてくれ。味付けが洋風であっても粘る短粒種米は箸で食べさせてくれ。料理とはそういうものではないのか。

 

勝手に植えたイチゴが咲いている

車停めてる場所のすぐそばにちょっとした土手というか露地があり、ここに花を植えて毎日眺められたらいいなと思ってたのが去年の春。具体的にはイチゴを植えたかった。で、イチゴならいいじゃん!だってイチゴじゃん!という理屈でホムセンで買ってきたイチゴをひとつまたひとつと植えたのが去年の夏から秋。調子に乗ってミントとラベンダーもアパートの周囲に植えたんだけど、ミントは抜かれ、ラベンダーはそこんちの草刈りの時にいっきに機械で刈られてしまった(裏手に見える隣家の完全放置庭にこっそり植えていたのだ)。

イチゴ、なぜか一株ごそっと抜かれ、一株は枯れたが3株が残り、日々愛らしい花をめでることができて満足だ。

「アパートの共用部分に許可なく植えたイチゴが咲いている」とイタリア人に言ったら「許可??とは???」という感じだったので(許可がいるという発想がないらしい)「日本ではふつうアパートに勝手に何かを植えてはいけない。でもイチゴならいいと思った。だってイチゴだし。」と言ったら「Rogue benefactress like Robbin Hood!」義賊がいる!といってウケていた。人生、いろんな呼び名をもらうものだが、義賊と呼ばれたのは初めてだし、今後二度とない気がする。今死んだら私はねずみ小僧のごとき義賊として死ぬのだ。今後もさらに植えよう。

おいしいいろはすが出ないなあ

いろはすさんくらんぼは2本飲んで飽きてしまった。美味しかったけど、あれはさくらんぼじゃなくてプラムだし、プラムとしてはパンチが弱い。とまと、フルーツミックス、サイダーあたりはほんとに神がかったおいしさだったんだけど、その後なんかいいのが出ない印象だなあ。いちごは味が濃すぎて、ぎりいろはすとしての線を越えてしまった感じがする。

宮崎限定のマンゴーがすごい評判よくて、ぞぬで買おうかどうしようか迷ってる。けっこうな量だし。限定といえば北海道限定のハスカップ味はかなりいい線いっていて7,8年前にかなりハマってたんだが、これももう一生分飲んでしまったらしくてもう食指が動かない。

ドリンクで最近のハマりものが、サントリーオールフリーライムショット。もともとオールフリーが好きなのだが、これはほんとに美味しい。追いライムするとさらにいける。とはいえ帰宅してから飲むと就寝前のトイレに間に合わなくて明け方尿意で目が覚めてしまう。なかなか難しいもんである。

耳が痒い

耳の中がとにかく痒い。といっても常に痒いわけではなく朝方にひどい痒みがくる。それもいきなり飛び上がるくらいの痒みが来るので常に枕元にステロイドと綿棒、それに安定剤(メンタルなものなので)をおいてるのだが、あまりうまくいかない。「絶対に自分を眠らせるものか」という強い意志を感じる。いったい誰が誰に向けている悪意なのか。なんのメリットもないのに、多年にわたって治らないこの不眠はいったい何なのか。

コロナウイルスがいよいよ身近に迫ってきた感がある。なるべく毎日更新しようと思う。

特別支援教育はどう変わったか

この数十年で、確実に学校が成し遂げたものの一つに、特別支援教育の充実がある。

昭和60年当時は明らかに知的ハンデのある生徒のみがその対象だった。自閉症ADHDはその概念すら共有されていなかった。専門の教諭も今よりずっと少なく、そういう子どもが入学したら、図書室を半分にするなどして場所を捻出していた(私の観測範囲の話である)。

平成7年にアラスカの中学校を視察する機会があり、そこではじめて、生徒向けの啓蒙パンフレットで、私はADHDという概念に触れた。辞書にもその語が掲載されておらず困惑したのを覚えている。一人の”困った生徒”を一人の(あるいは二人の)スタッフが担当していた。座学を行う教室と、体育的な活動を行う教室が、キッチンでつながっている広々とした特別支援教室があった。キッチンは生活技能訓練のための場所である。それを見たとき、「日本は、絶対にこんな境地に到達できない」と絶望した。

しかし現在、あのレベルにはいまだかなわないものの、特別支援教育は情緒障害(自閉、HS、アスペルガーや広範性発達障害ADHDその他)にもその対象を広げ、3~4人に一人の担当がついている。ケアも手厚くなった。現場に復帰して驚いたことの一つである。スタッフの専門性にはまだ課題がある。特別支援教育を専門に学んできた人は少なく、大体みんな、経験則で日々のあれこれに対応している。

また、小学校における特別支援教育と、中学校における特別支援教育の断絶もまた課題である。小学校では集団の中で仲良くやれていればそれでよしとするように見える。中学校では「どの高校にどう進むのか」を考えて特別支援枠なのかどうかを検討するため、「通常学級で問題ない」として送られてきた生徒を入学後に在籍変更させることもよくある。

教師の出費1 部活とテスト採点

<部活>

一日、大会で拘束された場合日当は4~5千円である(時給換算すると700円程)。昼食は出る時と出ない時がある(大会の性質や主催がどこかによる)。毎度、保護者へのお迎えの依頼で生徒に10件程度電話を使わせる。可視化されていない出費の一部である。小さなことだが、練習試合で他校に出向いた時、手土産のドリンク代も持ち出した。

その他、部活の関係だとラケットやシューズ、ノウハウ本を購入した。強制ではないが、だから買わなくていいかというと、実質的にそうではない。主顧問ならだれでも買うだろう。

部活に関する時間外労働がどのくらいあるかは算出しにくい。定時をすぎたものはなんであれ無償労働になるので、部活に関する仕事を時間内におこなえば、それによって押し出された仕事が無償労働になる。ちなみに今週行った部活の仕事は、保護者むけの文書2件、試合のエントリ1件、関連団体への登録業務2件、名簿作成2件、部活スケジュール作成1件(これが実はめんどくさくてじかんがかかる)。

部活終了時間が定時よりあとに設定されている曜日が週に4日あり、時間にして6時間15分(その前後のミーティングは入れていない)、月(4週として)に25時間の無償労働が学校によってすでに設定されている。

 

<テスト>

3時まで授業があって3時半に生徒を返し、部活や生徒会活動を終えてはじめて落ち着いて採点ができる。育児中の人や担任は徹夜している(私はまだ睡眠をとる時間がある)。テストは実施後、〇つけ(つけながら同教科の担当同士で採点基準のすりあわせ)→点数算出→テスト用紙に記入→画像テータ保存→点数の記録→返却→点数に間違いはないか生徒と相互確認→専用データベースに点数を打ち込み→(ここから先は担当部署)一覧にして生徒に配布という流れをとる。これをおよそ4日で行う。