男の魂に火をつけろ! 音楽映画ベストテンエントリー用
あまりに長らくトラックバックというものをしていなかったのだけど、これでいいのだっけ?
あ、いいみたいだ。順位、タイトル(製作または公開年国名監督名)となっております。
リスト機能?も使ってみたけどこれでいいのかな。見づらかったらすみません。
- 紳士は金髪がお好き(1953年アメリカ ハワード・ホークス)
- ホワイトナイツ/白夜(1985年アメリカ テイラー・ハックフォード)
- ピナ・バウシュ 夢の教室(2010年ドイツ アン・リンセル)
- BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界(1995年アメリカ フレデリック・ワイズマン)
- ベジャール、バレエ、リュミエール (2002年スイス マルセル・シューバッハ)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年アメリカ ロバート・ゼメキス)
- 未完成交響楽(1933年オーストリア ウィリー・フォルスト)
- フル・モンティ(1997年イギリス ピーター・カッタネオ)
- ヘアー(1979年アメリカ ミロシュ・フォアマン)
- アナと雪の女王(2013年アメリカ クリス・バック、ジェニファー・リー)
1、2、3位および10位は監督、原作、脚本のいずれかが女性である。
ティファニーで朝食をが予定通りモンローで映像化されていたらここに入れたかもしれない。私は無類のモンロー好きである。モンロー好きと公言するのは、いまだにやはりちょっと賭けで「あんな色気虫を好きだなんて」と嘲笑されることが、なおもある。だが、そんなこと言ったって、結局は誰もが、どこかで彼女を嫌いになり切れないはずだ。バカなふりをして実は頭がよかったなんてことはどうでもいい。血の通った、本当の意味で、理屈抜きの「ぬくもり」が、ただそこに立っているだけで感じられた。そして本質的にうぶでシャイだった。そんな人、私は「ほかの人のエッセイ漫画で読む西原理恵子」くらいしか知らない。プリンセスライクな美貌でもなければ冷たい悪女でもない。蠱惑的という言い方は外れてはいないがちょうどよくもない。
紳士は金髪がお好きについては、もっとも有名なのが「Diamonds Are a Girl's Best Friends ダイヤは女の大親友」だが、私が好きなのは「When Love Goes Wrong 恋がうまくいかないときは」「Ain't There Anyone Here for Love? 誰か私と恋をしないの?」である。ダイヤは女の…はもう何十人にもカバーされているが、それでも、劇中でジェーン・ラッセルがマリリン・モンローのふりをして裁判官を騙すために法廷で歌うシーンがカバー曲としてもベストだと思う。最も素晴らしいオリジナルと、カバーとして最も素晴らしいもの、この2つがすでに最初に出ているのがこの映画の気前のいいところ。
そう、気前のよさ。これはとても大事だ。私は気前のいい映画が好きだ。出し惜しみせずいいところをポンと出す気風のいい映画が好きである。見渡してみると大体そんな感じだ。