後藤さんが亡くなった途端

「政府は行くなと言ってたんだ」→「なるほど政府は悪くない」
という流れになってる?ように思うんだけど、その三度警告はもう本人が「そんなこと言われてねーし」と否定できなくなってはじめて出てきたあたりがなんとも嘘くさい。

要するに「政府の言うこと聞かないと危ない目にあってもしかたない」「政府は政府でちゃんと考えてるんだから言うこと聞いておけば間違いない」っていう実は日本のかなりの割合しめてるおっさん(そろそろおじいさん)連中を安心させておきたいんだろうな、と。

食い詰めてスナックのホステスやってた時こういう連中どんだけ見たか。グアンタナモも彼らにとっては「何か深い理由があるんだから庶民が口を出すことじゃない」「日本政府とアメリカさんにまかせておけば問題ない」のだった。あんたたち安保闘争世代じゃないんかい。選挙に行ったことないってオヤジも多かった。場末のスナックって、ここのママにはよくしてもらったし生き延びるための選択だったんだけど、正直バカとクズばかりだと思った。そしてたぶん、日本の一番のボリュームゾーンなんだろうなって。自称画商の男に好きな画家を訊いたらラッセンってかえってきて噴き出すのをこらえるのに苦労したっけな。あの連中、今もあのカウンターでクダ巻いてるんだろうな。