ニャーロチカ、療法食にあきる

かつお家出をする、みたいな。

いくらなんでもはええよ!まだたっぷりあるよあんたの腎臓のごはんー!おいダル!お前が食うんじゃない!ニャーロはついきのうまで、おなかがすいたら腎臓のごはんの場所に行って「ごはんよこせ目線」だったのに、すっかり今朝からは以前どおりのごはん場所で「ここで待ってればいつものが出るんでしょ?」の顔。

ニャーロが腎臓ごはんに熱中しててくれれば、ダルが横からとったりもしないので与えたあとは見張る必要もなかったのだけど、今はお薬入りごはんのタイムは厳重監視。うーむ。こうしてじわじわと介護って始まってゆくんだなあ。

平家物語、適度にぐぐりながら、YOUTUBEにあった「新・平家物語」を見つつ横山センセのを読んでるんだけど、敦盛っておじいちゃんから貰った笛を取りに行って逃げ遅れて討たれて死んだんですね。薄化粧にかねぐろ、少女と見まごう容姿に公家風メイクで死を覚悟して出陣している男の娘が、むくつけき男直実とくんづほぐれつ落馬、組み敷かれて、しかも二人ともよろい武者姿ですよ。ジャパニーズアーマードサムライですよ。おっさんの方は息子が思い出されて人事不省に陥るほどに動揺し、はたはたと泣くという。運命に涙する攻!首を取れと迫る強気受!これは何か、私たちは試されているのか?ここで萌えるか萌えないかで、文系志望者と文系志望者亜種とかって振り分けられるんじゃないか。

それにしたって、中学2年のテキストにこれを持ってくるってのは、なんかあのー、盛者必衰を的確に表し戦争の悲痛さをとかなんかそれだけですか?ほんとーにそれだけですか?ねえっ!違うでしょう!!

学校で平家物語をやるときは大体、那須与一巴御前、敦盛のとこをやるわけだけど、だいたいみんなパーっと出てきてパーっと去ってゆく。義経くらいかな。一応平家滅亡まで生き残るの。でもその後がさ。どっちにしろ、物語全体の本筋とはかなり離れた人たちなんだよねえ。その死に様去り様に、私は「戦闘美少年と戦闘美少女が、みんな好きなのね・・・」と思わざるを得ないよ。真面目にやらなきゃいけないんだろうな。でも口のはしがニヨニヨしちゃうのよねー。いやでも真面目ですよあたしは。