猫に嫌われる生活

ニャーロチカはもともと便が硬い。それでもそれなりに出してはいたのだが、加齢で腹筋も弱くなってきたのか、最近とみに排便の回数が減ってきた。まれにトイレで悲鳴をあげていることもあるので、これではいかんと一ヶ月ほど前から便のすべりをよくする(というか毛玉の排出を助ける)スッキリンなる舐剤を舐めさせている。すごくまずくもないのだがとりたててうまいものでもなく、毎日舐めさせていたら最近ではすっかり嫌われてしまい、私を見ると逃げ出すようになった。

舐剤を舐めさせるって、馬から落ちて落馬するみたいなフレーズだろうか。いや、薬莢を排莢するのほうが近いか。

必要以上に警戒させるのもかわいそうなので、1日1回時間を決めて与えているのだが、まあ、しかたないですよね。やなものはやだもんね。しかしおかげで調子がいいようで、短時間ならダ○ビッシュと取っ組み合って遊んだりもするようになってきた。近頃は20歳すぎまで生きる猫も珍しくないようなので、今後も嫌われていきたい。

なるべくブラッシングなんかもして機嫌とってるんですけどね。

弾丸のような猫だったのに、足腰が弱ってダイニングチェアに上るのもやっとになってきた。死なない動物はいないけど、やはり寂しい。そして飼いはじめた頃私はまだ20代前半だったのに、今年すでに不惑を迎えたことを考えると、猫っていったん飼うと長いねえ。