アズノールうがい薬４％ （日本点眼薬研究所）でかゆみをおさえる
最近、いきなり全身にものすごい痒みを覚えることがある。
時間は帰宅後から明け方にかけてのどこかで、持続は２時間ほど。まず体のどこかが痒くなり、かいているうちにあちこちに転移しつつ全身にひろがり、耐えがたい痒みになるのだ。軽くパニックになるほどの痒みで、あまりにも全身に出るので外用薬が足りず、抗ヒスタミン剤やらマイナートランキライザーやらハッピードラッグまでキメてしまうので何が効いてるのかわからない（長期にわたって頑固な不眠症を患っておるため、この手の薬のストックがすごいんです）。漢方薬を飲んだり、乾燥かと思って化粧水とヴェレダのバーチオイルでオイリングをしたり、あるいはビタミン不足かと思ってビタミンを飲んでみたりもするのだけれど、結局最終的には精神系の薬でぶっ倒れてしまう。最近、父と同じものを食べているのに私だけ嘔吐したこともあり、まあ、ストレスだろうなとは思うのだが。
今日もまた夕方ごろから、腰のあたりが痒くなり、「これは来るな」と思ったのでちょっと冷静に観察してみた。今もわきの下あたりがやや痒い。
夕食後（ちなみにしゃぶしゃぶ。野菜たっぷり。酒はなし）痒みが腰から腹部に広がったところで、かねてから試してみたかったオリーブオイルとミツロウのバームを試すためにも（香りによる痩身効果があるらしい）入浴。そしてオイリング。痒みにはまったく効かず、ダイエット効果わからず。痒みはひどくなる。これで乾燥による痒みの線は消えた。あっちが痒い、あっ今度はこっちが、という感じでなんだか指の腹まで痒い。しかし発赤はほとんどない。描き壊しくらいだ。やばい。頭とかに断続的に出始めた。
夜９時すぎ、痒みどめの大容量のものをもとめてコンビニへ。薬局なんて閉まってるし。・・・胃薬しかない。帰宅してダーティハリーを見ながら実家と自分の薬箱、アロマ素材をあさる。とりあえずデパスと鼻炎薬（ほらどっちにしてもアレルギーの薬だし）のむ。いやー、タイン・デイリー若いな。しかし服薬後３０分しても治らない。それどころか増している。何かないか。・・・あるじゃないか、アズノールうがい薬４％！病院処方！アズノールはアズレンを主成分とし、アズレンといえばカモミールジャーマンの主成分で鎮痒効果、消炎効果、細胞の再生を促すのだ。しかもこれがカモミールジャーマンからさらに有効成分を抽出したものだ。効かないわけがない！これはうがい薬だが有効成分が一緒なら！念のため検索→いける！この時点で全身が痒さマックス。やばい。キーってなりそう。デパス効いてない！
うがい薬の５倍の濃度の希釈液を蒸留水で作り、コットンを湿らしながら全身に塗布するとしだいにおさまってきた。１度ではまだ痒みが収まりきらなかったので、水溶液を２度作り、２度目にはラベンダーを一滴落としてみて、再び塗布。今はたまにぴリっとする程度になってきた。アズノールは青いので、今、私の皮膚はうっすらと青いかもしれない。
私はアロマセラピストのなれの果てというかなりそこないだけれど、あまりアロマを信用していない。しかし、アズノールの効用については、以前介護施設で、かなりひどい発疹をともなう痒みがアズノール軟膏で収まったのを実際に見たことがあったのだ。
まあ、もっとも、もっとガッツリきく薬があればその方が早いのです。目ｴあけてらんなくなるようなアレルギーの薬とか。しかし今回は、アロマテラピーを通じて学んだ有効成分の知識が役に立った、というお話でございます。
それにしても、４％の純粋な有効成分をふくむ５mlの薬剤がネットで５２５円。ただし香りはほぼない。ネイティブなカモミールジャーマンの精油が、有効成分だけでなくほかの成分もふくめた精油を３％濃度の希釈オイルにしたもので同じく５ml５２５円。前者は水に溶かせるよう加工しており、後者は水に溶けないので油脂でのばす手間があるが、カモミールの香りが楽しめる。どちらも効能はほぼ同じであります。
うがい薬はアットコスメでも大変評判が良いですね。あるものは活用しよう。
＜一晩明けた＞
今回の実験で疑わしいのは
・単に冷たい液体でパッティングしたせいで収まったのではないか？
→次回発作時に水と、食用色素を用いた水で同じ処置をして確認することが必要。
（アズノール液は青い。視覚効果かもしれない）
・１時間前に服用したデパスと鼻炎薬のせいではないか？
→服用せず同じ処置を試みることが必要
原因については
・衣服の刺激、汗の刺激ではないか？
→きなれた服だし、入浴後も痒みの悪化が続いたこと、負担のない服装だったので考えにくい。
過去に汗でかぶれたことがない。
・頻繁に温泉につかりすぎたせいでは？
→あるかもしれない。マイルドに皮膚がとけている感じがするし。
勿論入浴後に水分と油分を肌に補給しているのだが。
・何か栄養が不足しているのでは？
→現在減量中なので考えられるが、著しく欠けた食品群はない。またアレルギーも一切ない。
以上追記。
