すてきなさんにんぐみ

どぶろく、鍋敷きをしいてマフラー巻いておいたら、今回は40時間で発酵が終わりました。前回より酸味が強く、でも色々こなれた感じで、そしてやっぱり回る。発酵中、液の温度が上がる時間があり、この時ビンを手で触ると温みがわかります。で、触るたびに吾妻ひでお先生の「失踪日記」で、腐ったりんごを手に持ったら発酵中で暖かかった、というくだりを思い出します。リンゴとぶどうは自然発酵しやすい果実で自家醸造によく使われるので、これがミカンだったりナシだったりだと、多分このシーンは生まれなかったのでは。

米を2合にしてみたけど、結局前回と同じくらいの酒と酒粕が出来ました。不思議。

猛吹雪で各地で停電したり、最悪人死にが出たりしてますが、うちは排気管が雪で詰まってストーブが一回消えただけ。同じ町内でも停電してるので、奇跡かもしれない。近所の大工さんが除雪機でガガっと雪よけしてくれました。機械文明万歳。

吹雪があけて、この近所をうろついている黒猫三匹(もさもさの洋猫。目が金色)大中小がうちのゴミステーションの上でくつろいでました。目を離すといなくなってたので、おや?と思ったら積もった雪の上を歩いて窓のすぐそばまできていた。これは撮らねば!と思ってカメラ構えたら行ってしまった。ごめんよー。真っ黒い猫大中小は今、向かいの家の車のにおいをかいでいます。そんな吹雪明け。