ぶつくさと生きている

最近はガールズモードっていう「ブティックの店長になって400人を超える女性客にバンバン服を売るゲーム」にはまり過ぎて一度仕事に遅刻した。このゲームは自分の描画や彩色の技術の問題を飛び越えて色やスタイルで遊ぶことが可能な上に、販売職の楽しさをものすごくよくわかってる。私はアパレルとはあまり縁のない販売だったけど「わかってるねえ〜〜〜」と思わずうなる。アイテムとの出会いって一種の運命っていう感覚は、買う側の人にはよくわかってもらえると思う。服に限らず。しかしこれ、売る側にもあんねん。
「絶対売れるっ!」と仕入れたものが売れなくてがっかりしたり、それを銀座から青山にうつすと一瞬で完売したり、「いい商品なんだけど、売れないだろうなあ」と思っていたものが思わぬ方にとても幸せな売れ方をしたりする。
個人的にはこういうちょっと売れ残ってたものを買って頂けることを「アダプト」(引き受け)と呼んでいて、アダプトしていただけるとお客様への好感がバーンと上がるものなのだ。

このゲームにはそういう要素がきちんと入っていて、よくできてるなあと思う。ゲーム内ではお客様から頻繁に「あなた、私の好みをどうしてわかるの?」とかすっごい褒めてもらえるし、希望の商品がなくても「タイミングが悪かったかな。また来てもいい?」という感じであくまで販売員を責める言葉はないのである。いやあわかってますね。私のは最初のバージョンなのでちょっとアイテムが古いけど、まあそういうのは選ばなきゃいいだけだし。

とはいえ遅刻はまずいので、ほどほどにしなければならないのだが、アディクションとセラピーの境界って一体どこだろうね?