だるちゃん脱走の現場を

ついにおさえる。説明が難しいのですが、暑い日にほんの心持ちあけておいた窓の隙間から、外側に人間が設置した脱走防止の檻(手前には2メートルくらいの高さまで柵が取り付けてある)とガラスの間にぐっと体をねじ入れて檻をまるごと傾け、隙間を作ってからのよじのぼり乗り越え、まさに今最後のひとっとびで自由の世界へというところをとりおさえました。バーをつかんでいる四肢をひとつひとつはがす間、ものすごい憎悪のおたけびを上げ続けてましたよ。もうほんとに信じがたい筋力と柔軟性と意思の強さで・・・。足をかけるところはあるけれどもだるちゃんの体重でこの高さはのぼれまい、爪が剥がれる前にあきらめるだろうと思っていたのに、なんの問題もなかったようです。猫には。去年はこの檻に猫をブチこんで「お外要求」に答えていたのだけど、扉のちょうつがいがさびてとれてしまい、窓ガラス側にに密接させる形でドアなし檻として使用しておりました。ふさがないといけないな。

猫との知恵比べは基本的に負け戦です。なんで君らは逃げることにそんなにも熱心なんだ。そしてどうして帰ってくるんだ。寅吉だって白鳥だって二度と戻りたくない一心で逃げたんだぞ。小雨程度でとっとと帰ってくるくせに。ニャーロチカはもうお年寄りなのでそれほどまで逃げようとしないし、逃げてもすぐつかまりますが、だるちゃんがめんどくさい。重いし。つかまえるとすっごい怒るのでムカつきます。