粘土の苦難

縁あって、今粘土を指導している。
私自身たいへん苦手なジャンルなのだが、モデルをたくさん与えてイメージを膨らませてからならなんとかなるだろうと思って始めたが、始めた途端に問題いろいろ発生。

・製作中のブツの保管は?
・未使用粘土の保管は?
・ゴールデンウイークかかるけど乾燥大丈夫?
・始業してから注意事項など指示するヒマがないので最初にボードに書いておかねば
・事前指導したからと油断してると、次時にはすっかりコンセプトは忘れ去られている
・粘土でテンション上がった状態になるのはいいことだが、マックステンションとやっつけ仕事が隣り合わせであることが問題である

などなど、やってみて初めてわかる様々な留意点。そしてこれをいかすチャンスが来年あるかというと怪しいのだった。何故なら来年度は経験豊かなシルバー世代がどっさり65歳までの年金待ち世代に突入するからである。もっといい先生がいちから仕切り直してくれるかもしれん。
それでも、一応反省点として書いておくと、

コンセプトをはっきりさせ、アイディアを出し合い、活発なブレストの時間を設ける
・始める前に捨ててもいいタオル(手ふき)、薄いシャカシャカした袋2枚を用意させる。
・粘土板、粘土、しぼった手ふき、スケッチをまぜ机上に用意させる
・製作に入る前にコンセプトをしっかり思い出させる
製作中の作品をキリフキでまんべんなく濡らし、薄い袋で空気をぬかずに輪ゴムで縛る。この状態でぬれた新聞紙などとともにコンテナに入れるとよい。

・製作中は机上にはフィンガーボウル(製作中指について乾いた粘土で作業がしづらくなる)
・片付けは10分前に始め、片付けの手順も指示しておく(できれば最初の段階で)
・すべての片づけを生徒がやることはできないので、生徒の仕事、指導者の仕事をわける。
作品として最低限のクオリティを保つための約束事は徹底。よりひも同士のみぞをうめるとか

炊事手袋は絶対必要。工作用粘土はものすごく手が荒れる。

今からつけものだるとビニールと霧吹きもって学校行ってきます。