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おととし母が亡くなった年に60になる従兄が結婚した。障害があって、結婚は周囲も期待してなかったし本人も考えてなかったようなのだけど、縁あって15以上はなれたきれいな人と籍を入れて、それはもう幸せな夫婦で、口を開くとノロケという二人で、一族の中で、亡くなる者がいる一方こういう縁もあって、運命はわからないなとつくづく思っていたのだけど、そのお嫁さんの方がさっき亡くなった。死因は分からない。
本当にわからないものである。

今日私は10年以上会ってなかった旧友にあってDVDを山ほど借りてきて、しばらく楽しみがあるなと思いながら風呂に入って、さあ来週も職探し、その前に床屋にいこうかとかそういうことを考えてたのだ。

こっちに来てからこの従兄のお嫁さんには会ってなかった。すごく絵がうまい人で、これから仲良くなろうと思っていたのに、結局母の葬式と一周忌で会って以来になってしまった。通院先(心の病院)もかぶってたのにねえ。気になる人には、その時会いに行かないといけないですね。いつ何時、本当に何があるかわからない。

私の周囲は30年鬱やってる人とかがいて、鬱だから死んじゃうかもとは思わなかったのだよね。いや、死因分かんないんだけど。あ、なんかずっとけっこうな鬱だったようなんですけど。私も服薬歴が長いので、鬱ときいてもあまり深刻に考えていなかったのだ。

母が死んだ時に、参列の人たちに母よりずっと年上の人たちが何人もいて、「なんで?」と思っていたのだけど(なんででもないんだけど)、今度は私とそう変わらない人が突然死んでしまった。

そしてその家から帰ってきて、その家ではまだ「妻の死」が進行中であるのに、私はPCでハローワーク求人検索をしているのである。
友人から借りたマンガもつらつら読んでいる。
20年ぶりに帰ってきたので親戚どうしの仲の良さ(あるいは疎遠さ)の程度がわからない・・・のはさておいて、私にはとても衝撃的なことなんだけど、親戚一同がわりと落ち着いていて、号泣とかそういうんでもなく、そのことにまた非常に戸惑う。
いや、私もマンガ読んでるんだけど。