レバーがないんだ

先月のダ・ヴィンチが貸し出し解禁になってたので図書館で借りてきた。そしたら短歌投稿欄に「田舎に嫁いだら塩が一種類しかない。一種類って!一種類ってどうなのねえっ!」てな主旨の歌が載ってて、そのどんづまりな気分わかりすぎる。

そうなんだよね。大きなスーパーはあるんだけど、醤油は全部キッコーマン、せいぜい薄口、濃口、減塩がある程度で、同じ商品が数フェース並んでるの。塩なんてさ、昔はずらっと並んだ中から今回はこれ、次はこれにしてみよ〜って感じで選んでたのに。

塩がないってことはジャムがないってこと。せいぜい苺、リンゴ、ブルーベリー、ママレード。ピーナツクリームはあってもピーナツバターはない。紅茶も茶葉で買える店は町内にはない。コーヒー豆がない。粉しかない。

そしてレバーがない。鮮肉売り場に、いわゆる精肉しかないのだ。モツなし。ガラなし。ジンギスカンはある。猫に鶏レバーを与えたくても、町内では買えない。つまらなくないわけ!?って叫びたいけどさ、つまんないんだよみんな。でも町外に出掛けて買えばいいからと思ってる。

もっとも悲惨なのは子どもたちで、家出もできないんだよね。ぐれてもぐれたあと行く場所がない。結果、農道をぶっとばす系のみっともない地方系チャリ暴ヤンキーになる。だささ極まれり。隣の学校のヤンキーとケンカしたかったらどっちかが一両編成の汽車(電車にあらず)に乗らなきゃいけない。やってられない感はんぱないっすよパイセン。