老人力

ゆうべ23時頃からニャンギーはうろうろと私の部屋と居間を往復しだした。私の就寝を待っているのだが、私は吉右衛門の歌舞伎と、美の壺を観たかったのだ。ニャンギーはトイレを済ませ、準備万端という顔で待っているんだけども、待っているうちに小腹がすいたらしくカリカリを食べだした。そっからがまあうるさい。今朝も元気にカリカリを食べ(といっても10グラム程度なんだけど)、病院では摘便する先生を蹴りながらフジヤマ・ママのように怒髪冠を衝き、「蹴ったのは初めてですねえ」とギュウギュウ押さえつけられて便を絞られて帰ってきた。

今日のニャンギーはよくしゃべる猫だった。呼べば返事をするし。

まあ、一見元気なんだけれども、便はこれまでにないほどカチカチ、脱水症状が進んでおり、今まで一ヶ月分出されていた薬が2週間分になった。体重はさらに減った。
リンゲル補液、ビタミン注射。
あした、あした、あしたがない。

美の壺は猫がテーマで、招き猫がいくつも写ったけれど、にぎやかしなのだろうが外国産の安ものがちらちらと画面に写り、どうにもこうにも。あの会社のあれでしょう、あの値段の。わかりますよ。どうもちょっと詰めが甘いんですよ。素人を騙せる程度じゃなくてコレクターにとって見る価値のある番組にしてよ、NHKさん、あたしゃまだ信じてるんだよ。だから受信料をいやいやじゃなくてすすんで払ってるんですよ。
次回は風呂敷だそうだが、以前放送した風呂敷回はひどかった。ずるずるのでろでろ。来週は再放送か?それとも撮りなおし?風呂敷結びはもうテレ東から鑑定団のスタッフ呼んでやってもらったらいいですよ。ついでだけど鑑定団はよこっちょにいるお姉ちゃんの服がキテレツすぎていつもびびるんでもうちょっと普通にしてください。