鬼平犯科帳

もともと視たいもののあまりない私ですが
・なんでも鑑定団
和風総本家
鬼平犯科帳
の3つは視る。あ、あとピタゴラスイッチも視てるな。鑑定団は再放送もあるし、結構忙しい。木曜日なんて仕事から帰ったらバレエ、すぐに鑑定団、そのあと和風総本家だから何もできないです。鑑定団の人気は、下手物かと思われたものが逸品だったりその逆だったりという部分、そしてその結果に一喜一憂する持ち主のさまが、現代の御伽噺として愛されているせいだとナンシー関さんは言っていたけど、見所はもうひとつある。それは自分と嗜好の通じる出品者に出会ったときの鑑定者のデレぶり。高いか安いかとはまた別に、その先生の好みのものかどうか、そしてそれを出してきた出品者に好感を持ったか、あるいは逆かで先生たちの表情がもう豹変するんです。遠慮がちに「出来れば僕にお譲りいただきたいのですが・・・」なんて言い出すときのはにかみぶりなんてたまりません。しかし中島先生は嫌いな出品者に対する態度がちょっとロコツにひどくて視ていて気が重くなります。あまりお年寄りをいじめないでください。

それはさておき鬼平ですよ。
ドラマとしても面白いんだけれども、燭台のコレクションがすごいんです、この番組。凝った造形のものが毎週出てくるのでとても楽しい。盗人宿や庶民の家にもりっぱな燭台に白い蝋燭があるのは考証としてはおかしいのだが(貧乏長屋なら灯明のほうが自然)、そんなことはいいのだ。酒器がふたつくらいしかないようで同じものが使いまわされてるが、おそらく燭台に予算を使いすぎてるんじゃないですかね。それにしてもまったく同じ徳利が長谷川邸と盗人宿の両方にあるのはいかんと思うが・・・。
私は中村吉右衛門のしか見ないんだけど、灯りの道具の美しさを堪能できるいい番組です。
多岐川裕美の地毛でゆってる日本髪もいいよね。