カントリー調のレストランで「森の小人さんがつくったシチュー」を食わせられた気分になる

しかもマズイの。(町山宏美)

コーヒーを飲もうと思って店を捜すとなんかもう全体的にそういう感じ。で、入ってみて「あ、ダメだった」「ここもダメだった」って感じで、結局、ケーキ店のイートインしか選択肢がない。ここもレジが近くて落ち着かないんだけど。トイレの目印が木彫りのウ●コレリーフなのはどうかと思うよ。

あれですよ。カントリーつってもカントリーで統一されてはいないんですよ。「なんとなくこんな感じが北海道らしくてウケるのよね」的なあいまいなカントリー観でいろんなものが雑多に配置されてなんともいえない正視できない感じ。目をそらすとまた別の「正視に耐えない」ファクターが目に入るので、もうどこを見ていいかわからない。まあ、気合の入ったカントリーというのもそれはそれで気持ち悪いですけど。富良野とかで脱サラして飲食店始めるオヤジってなんであんなにみんなサロペットにギターにヒゲでバンダナなの?誰になりたいの?

家にいると年寄りと二人きりである。幼児語で猫に話しかけてるのとか芸能ゴシップを聞いたりしなきゃならないのである。喫茶店に入っても上記のようなありさまなので、しかたなく空港のロビーに避難したりしているんだけど、ここでも知り合いに会っちゃったりして、もうどこにいたらいいのか。

今にして思うと、コーヒーを出す店の中から価格や気分で店を選べるというのは、非常に贅沢なことだった。しかもそういうところに徒歩でアクセスできるっていうのは。肘から先が痛くてしかたないので、もう買物難民スレスレです。生協の宅配始めようかなあ。田舎で暮らすって大変ですよ。東京にいたころは猫も杓子もスタバに群がりやがってと思ってたけど、コーヒーが紙コップで出てきて照明が薄暗くてクリームが植物性じゃなくてスタッフにジジババのいない店が今ではとても懐かしいです。もうハゲそう。なんで植物性クリーム使うの!?それ一つですべてが台無しなんだけど!!

チョコクロとか食べたい。