土佐古代塗

最近、土佐古代塗がお気に入り。
http://www.kougeizanmai.com/kodainuri/index.html

古代塗と言っているけど、始まりは明治元年である。塗りものとしては新顔。そして新顔でありつつ「古代」の字を冠し、かたやその職人は今となっては池田泰一氏ただ一人。もうこの人がいなくなったら、古代塗はついえてしまう。
別にぜんぜん古代の技術ではないらしいので、わざわざ古代を名乗ったのは単なる販売戦略のような気がして、ちょっとモニョる。しかし頑丈で、備前焼と見紛うような鮫肌が渋くていい感じだ。塗り物の歴史の中にぽっと出てすっと消えてしまった(・・・ということになるかもしれない)、不思議な塗り物として将来語り継がれるのではなかろうか。

あと、津軽の七々子塗(ななこぬり)。
http://takumishop.jp/shop/item.cgi?itemid=948
ななことは魚卵のことだそうだが、どうにも豹柄に見える。
別に豹柄は好きじゃないんだけど、日本の伝統的な塗りの図柄が現代に大流行中の豹柄と通じてるというのが面白くて、人に見せては「これって豹柄だと思う!」と言ってるのだが、なかなか賛同してくれる人がいない。



以上、メモでした。